【漢方薬】神秘湯の効能

こんにちは、おりごやの高野です。

【漢方薬名】
神秘湯(しんぴとう)

【生薬の構成】
麻黄・杏仁・厚朴・陳皮・甘草・柴胡・蘇葉

【適応症状】
・動悸や不眠、神経症などの精神疾患
・気管支喘息や気管支炎などの呼吸器疾患

【注意する副作用】
甘草・・・浮腫・血圧上昇
蘇葉・・・アレルギー
麻黄・・・胃腸障害・のぼせ・発汗過多・興奮・不眠・動悸・頻尿・排尿障害・血圧上昇

神秘湯は、「軍中七気」(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)を治す薬で、安永湯とも呼ばれ、戦場の恐怖と緊張の治療に使われていました。
麻黄と杏仁の組み合わせで、鎮咳作用があります。
蘇葉は鎮静・免疫活性化・抗アレルギー・抗菌などの作用があります。

神秘湯を選択するヒントは、精神症状を伴う呼吸器疾患です。
咳・痰・呼吸困難・喘鳴・イライラ・憂うつ感・胸苦しいなどの症状や、気管支喘息・気管支炎などの症状に使用します。

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