こんにちは、おりごやの高野です。
【漢方薬名】
大柴胡湯（だいさいことう）
【生薬の構成】
柴胡・半夏・黄芩・芍薬・大棗・枳実・生姜・大黄
【適応症状】
・高血圧症、脳出血、頭痛、のぼせ、頻脈、動悸など
・胃炎、胃酸過多、嘔気、食欲不振、肝炎、肝機能障害、胆嚢炎、黄疸など
・化膿性疾患
・便秘
【注意する副作用】
黄芩･･･息切れ・咳
大黄･･･腹痛・下痢
柴胡剤の小柴胡湯を使う場合よりも元気がある・体力があるときに使います。
小柴胡湯が適応となる症状と病気に使います。
大柴胡湯を選択するヒントは、交感神経が優位なところを見つけることです。
交感神経と副交感神経はアクセル（交感神経）とブレーキ（副交感神経）の関係です。
大柴胡湯は、アクセルを踏んでいる状態に使います。積極的・元気・陽気などの傾向があります。
適応症状は、興奮・怒り・イライラ・頭痛などや、不眠・微熱・動悸・のぼせ・肩こりです。
胸脇部が張って苦しい・胃痛・腹痛・食欲不振・便秘・腹満などの症状に使います。
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