【漢方薬】補中益気湯の効能

こんにちは、おりごやの高野です。

【漢方薬名】
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

【生薬の構成】
人参・白朮または蒼朮・黄耆・当帰・陳皮・大棗・柴胡・甘草・生姜・乾姜・升麻

【適応症状】
・ウイルスまたは細菌などの感染症による消化器症状
・がん治療による消化器症状・呼吸器症状など副作用軽減
・うつ病や神経症など精神疾患
・脱肛や子宮脱など

【注意する副作用】
当帰・・・胃腸障害・腹痛
甘草・・・浮腫・血圧上昇

補中益気湯は、参耆剤の一つです。江戸時代の医家、津田玄仙は補中益気湯を使う8つの目標を示しました。
①手足のだるさ
②言葉の発生が弱い
③目に勢いがない
④口の中に白い泡
⑤味覚が鈍い
⑥温かいものを好む
⑦臍周辺に動悸を触れる
⑧脈が散大で力がない
さまざまな原因による消化機能の衰えに使います。

補中益気湯を選択するヒントは、胃腸障害と疲労感を見つけることです。
NK細胞を活性化して、ガンの肝転移を抑制します。
癌化学療法や放射線療法時の副作用軽減・慢性気管支炎・慢性中耳炎・慢性副鼻腔炎・気管支喘息・肺炎・気管支拡張症・肺気腫・慢性胃炎・急または慢性肝炎・肝硬変・低血圧症・脳血管障害後遺症・アトピー性皮膚炎・貧血症・寝汗・多汗症・慢性腎炎・慢性化膿症の諸疾患・内痔核・脱肛・子宮脱・陰萎・男性不妊・半身不随などに使います。

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