こんにちは、おりごやの高野です。
【漢方薬名】
加味帰脾湯（かみきひとう）
【生薬の構成】
黄耆・柴胡・酸棗仁・白朮または蒼朮・人参・茯苓・遠志・山梔子・大棗・当帰・甘草・生姜・木香・竜眼肉・牡丹皮
【適応症状】
・貧血による衰弱
・不眠症、健忘症、神経症など
・胃腸障害
【注意する副作用】
当帰･･･胃腸障害・腹痛
甘草･･･浮腫・血圧上昇
当帰は、造血・精神不安・消化吸収を司る脾の機能を元に帰すを意味します。
加味帰脾湯は参耆剤の一つです。
加味帰脾湯を選択するヒントは、貧血と精神不安です。
適応症状は、虚弱体質・顔色が悪い・貧血・昜疲労・倦怠無力感・元気がない・息切れ・食欲不振・腹が張る・軟便・水様便・健忘・頭がふらつく・ボーっとする・めまい・動悸・途中覚醒・多夢・イライラ・のぼせ・ほてり・胸苦しいなどです。
腸出血・子宮出血・血尿・健忘症・不眠症・月経不順・血の道症・再生不良性貧血・白血病・突発性血小板減少紫斑病・うつ状態・不安神経症・肝炎・肝硬変・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などに使います。
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