こんにちは、おりごやの高野です。
【漢方薬名】
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
【生薬の構成】
白朮または蒼朮・茯苓・川芎・釣藤鈎・当帰・柴胡・甘草・陳皮・半夏
【適応症状】
・不眠症
・精神症状
【注意する副作用】
当帰・・・胃腸障害・腹痛
甘草・・・浮腫・血圧上昇
抑肝散に陳皮と半夏を加えた薬です。抑肝散より体力が衰え、症状が慢性化していたり、甘草による副作用がある場合に使います。
抑肝散か陳皮半夏を選択するヒントは、精神状態です。
適応症状は、体力がやや衰えた人・神経過敏・興奮しやすい・イライラ・怒りやすい・不眠・落ち着きがない・眼瞼や顔面の痙攣・手足の震え・夜の歯ぎしりなどです。
ひきつけ・神経症・癇癪・不眠症・小児の夜泣き・小児疳症、うつ病・てんかん・脳血管障害後遺症・チック症・月経前症候群・更年期障害・術後せん妄・認知症の周辺症状などに使います。
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