こんにちは、おりごやの高野です。
【漢方薬名】
芎帰調血飲（きゅうきちょうけついん）
【生薬の構成】
当帰・地黄・川芎・白朮または蒼朮・茯苓・陳皮・烏薬・大棗・香附子・甘草・牡丹皮・益母草・乾姜・生姜
【適応症状】
・産後や術後の体調不良
・産後や術後の神経症
【注意する副作用】
当帰･･･胃腸障害・腹痛
地黄･･･胃腸障害・下痢
川芎･･･胃腸障害・腹痛
甘草･･･浮腫・血圧上昇
八珍湯から人参・芍薬を除き、陳皮・烏薬・香附子・乾姜・益母草を加えた薬です。八珍湯は気と血が虚の時に使います。
気虚の症状は、体がだるい・気力がない・疲れやすい・食欲不振などです。
血虚の症状は、顔色が悪い・皮膚につやがない・目が疲れる・しびれ感・筋肉の引きつり・頭がボーっとするなどです。
芎帰調血飲を選択するヒントは、産後です。
産後や術後の体調不良・貧血・めまい・脱毛・耳鳴り・倦怠感・手のしびれ・神経症・体力低下・不眠・月経不順などに使います。
産後の乳汁分泌不良・脱毛などに使います。
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