【漢方薬】四物湯の効能

こんにちは、おりごやの高野です。

【漢方薬名】
四物湯(しもつとう)

【生薬の構成】
当帰・川芎・芍薬・地黄・熟地黄

【適応症状】
・婦人科疾患
・口内炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの消化器疾患
・貧血
・皮膚の乾燥、皮膚掻痒症、しもやけ、しみなどの皮膚疾患

【注意する副作用】
地黄・・・胃腸障害・下痢
当帰・・・胃腸障害・腹痛
川芎・・・胃腸障害・腹痛

「気血水」の「血」に四物湯を中心とした薬を使います。「血」は女性ホルモンの変化と、血液に関連するものを意味します。

四物湯を選択するヒントは、瘀血・血虚を見つけることです。
瘀血は、眼瞼部の色素沈着・顔面の色素沈着・皮膚の乾燥・口唇の暗赤色・歯肉に暗赤色・舌の暗赤色・皮下出血・手掌発赤などの症状があります。
血虚は、集中力低下・不眠・睡眠障害・眼精疲労・めまい感・こむら返り・過小月経・月経不順・顔色不良・頭髪が抜けやすい・皮膚の乾燥・あかぎれ・爪の異常・知覚異常などの症状があります。
貧血・打撲などによる外傷・冷え症・月経不順・産前産後の疲労回復・不妊症などの婦人科疾患・皮膚の乾燥・皮膚掻痒症・しもやけ・しみなどに頻用される薬です。

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