こんにちは、おりごやの高野です。
【漢方薬名】
白虎加人参湯（びゃっこかにんじんとう）
【生薬の構成】
石膏・知母・甘草・人参・粳米
【適応症状】
・ウイルスや細菌による風邪をはじめとした感染症で、発熱・悪寒・頭痛・発汗などがある場合
・慢性的なほてり・口渇・多汗
・皮膚炎・湿疹・皮膚搔痒症・皮膚の乾燥など
・糖尿病・甲状腺機能亢進症
【注意する副作用】
甘草･･･浮腫・血圧上昇
石膏･･･利尿作用過多
東西南北を守る四神、東方の青龍、西方の白虎、南方の朱雀、北方の玄武の名前を持つ漢方薬の一つです。
五行説では西を守る白虎の色は白なので、石膏の白色にかけて名前が付けられています。
白虎加人参湯を選択するヒントは、口の渇きとほてりです。
感冒・肺炎・胆嚢炎・腎炎・虹彩炎・結膜炎・熱中症・暑気あたりなど急性疾患で、発熱・熱感・口渇・脱水・多汗・だるさ・便通異常（便秘～軟便）などの症状に使います。
アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・湿疹などの慢性疾患で、皮膚の発赤、かゆみなどの症状に使います。
糖尿病・甲状腺機能亢進症・バセドウ病・脳出血などの病気に使います。
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