【漢方薬】消風散の効能

こんにちは、おりごやの高野です。

【漢方薬名】
消風散（しょうふうさん）

【生薬の構成】
石膏・地黄・当帰・牛蒡子・蒼朮・防風または浜防風・木通・知母・甘草・苦参・荊芥・胡麻・蝉退

【適応症状】
・皮膚病

【注意する副作用】
石膏･･･利尿作用過多
当帰･･･胃腸障害・腹痛
甘草･･･浮腫・血圧上昇

分泌物の多い湿疹には治頭瘡一方を使います。
乾燥している湿疹は、当帰飲子を使います。
赤みが強い湿疹は、清上防風湯を使います。
汗で悪化する湿疹は、消風散を使います。
皮膚は湿っているが、つやがない・術後の傷の治りが悪いときは、桂皮加黄耆湯を使います。

消風散を選択するヒントは汚い皮膚と口渇です。
激しい痒感・分泌物・痂皮（かさぶた）・口渇・夏に悪化する湿疹などの症状があるときに使います。
湿疹・蕁麻疹・水虫・あせも・皮膚掻痒症・アトピー性皮膚炎・頑癬（たむし・体部白癬体）・にきびなどの慢性皮膚病に使います。

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