【漢方薬】梔子柏皮湯の効能

こんにちは、おりごやの高野です。

【漢方薬名】
梔子柏皮湯（ししはくひとう）

【生薬の構成】
山梔子・甘草・黄柏

【適応症状】
・黄疸
・皮膚掻痒症
・パニック障害

【注意する副作用】
山梔子･･･腸間膜動脈硬化症
甘草･･･浮腫・血圧上昇

山梔子は、緩下・胆汁分泌促進・胃液分泌抑制・鎮痛・コレステロール上昇抑制・血圧降下などの作用があります。漢方医学では、消炎・清熱・精神安定・利胆などの作用があります。
甘草は、潰瘍抑制・鎮痛・鎮咳・副腎皮質ホルモン様の作用・抗炎症・抗アレルギーなどの作用があります。
黄柏は、抗菌・抗炎症・清熱などの作用があります。漢方医学では、消炎・清熱などの作用があります。

梔子柏皮湯を選択するヒントは皮膚の発赤・腫脹・かゆみです。
肝疾患による黄疸・皮膚掻痒症・宿酔い・パニック障害などに使います。
茵蔯蒿湯より軽症の黄疸に使います。肌色が密柑のような黄色のときには茵蔯蒿湯、肌はあまり黄色くないときに梔子柏皮湯を使います。

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